谷保撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

谷保を撮り鉄で訪れるのは、西府駅が開業した年とその翌年の1月に運転された臨時特急“リゾート踊り子~黒船電車”以来だ。そこから計算すると今回はおよそ3~4年ぶりの再訪ということになる。





今回の目的は2011年の登場以来、まだ一度もその姿を撮っていなかった快速電車と来月運転される臨時列車“鎌倉あじさい号”を撮るための撮影ポイントを谷保駅付近を中心に予習することであった。特に後者の方は南武線には滅多に入線する機会がない183系特急型車両で運転されるということもあり、貴重な一枚をしっかりと撮るための予習は不可欠だ。





自宅最寄りの拝島駅から青梅線で立川駅に向かい、ここで南武線に乗り換えて谷保駅に向かう。立川駅から川崎行きに乗って7分ほど、3駅目が谷保駅だ。
谷保といえば、私にとっては定番の撮影ポイントがあるのだが、今回は予習も兼ねているので、そこだけにこだわらずに少し視野を広げてみることにした。まずは、下りホームに移動して、立川方に向けてカメラを構えてみる。

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(谷保駅に進入する、205系川崎行き快速電車)



まずまずの出来だ。快速電車は15時台までの運転で、立川発はこの電車を除くとあと3本。おおむね30分間隔で運転しているので、移動時間を上手く使えば、残りの快速電車はすべて違うポイントでの撮影が可能だ。というわけで、それを目指し、改札を出る。まずは国立市役所に近いところで撮影ポイントを探す。7~8分ほど歩いたところにある「第二坂下踏切」で落ち着き、この踏切の下り線側から立川方に向けてカメラを構えてみる。


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(矢川駅から谷保駅に向かって疾走する209系2200番台)



架線柱が少し邪魔気味だが、これもまあまあの出来だったので、次の快速電車はここで撮影することに決めた。


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(谷保駅に向けて疾走する川崎行き上り快速電車)



この電車を撮影した後は、踏切を渡り、上り線側から立川行きの電車を撮ってみる。


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(サハ205改造のクハ205-1200を先頭とした立川行き下り電車)



これも線路際の柵が邪魔のような気もするが、それほど気になるほどでもない。この後、いよいよ前述した定番の撮影ポイントに向かう。次の快速電車はどうやらこの定番ポイントで撮影できそうだ。


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(本宿原踏切を通過する南武線209系ナハ32編成。新製時から南武線に配属されている生え抜き編成だ)



ここが私の定番撮影ポイントだ。谷保駅から西府駅に向かって徒歩10分ほど。立川方の大きなカーブが魅力的な撮影ポイントだ。立川方に向けてカメラを構えるとこんな感じで撮ることができる。ここでは嬉しいことに209系が2本続けてやってきた。


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(本宿原踏切を通過する209系2200番台による川崎行き)



南武線の209系は全部で4編成あり、先にアップしたナハ32編成は新製時より南武線に配属されている生え抜きだが、残り3編成は京浜東北線からの転属編成だ。京浜東北線から転属されてきた編成は、行先表示がLEDとなり、モーターもE233系と同一のものに換装され、車番も0番台から2200番台に変更となった。ナハ32編成は2200番台登場後も、オリジナルスタイルを保っていたが、久々に見ると、行先表示がLEDとなっていたので、もしかすると2200番台化された可能性がある。

209系の各停が続いた後は快速電車だ。前後の流れから推測すると205系であることは間違いないが、オリジナルマスク編成か改造マスク編成か?気になるところだ。


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(205系オリジナルマスク編成による、快速川崎行き)



やってきたのはオリジナルマスク編成だった。この次の快速がこの日最後の快速となる。ここまで、順調に撮影ポイントを変えて撮影することに成功しているので、最後はここからさらに西府方に歩き、切り通しからの撮影に挑んでみることに。まずは西府方に向けてカメラを構える。


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(西府駅から谷保駅に向かうクハ205-1200が先頭の立川行き下り電車)



大体こんな感じだが、余計なところをトリミングして、車両を強調するとこんな感じになる。


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そして時間はあっという間に経ち、本日最後の快速電車が通過する時刻に近づいた。最後の快速電車は前後の流れから推測すると205系オリジナルマスク編成の可能性が高い。カメラを谷保駅方に向けて構え、慎重にシャッターチャンスを見極める。


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(本日最後の川崎行き快速電車は205系のオリジナルマスク編成だった)



これにて、本日の撮り鉄は無事に終了。来月運転される“鎌倉あじさい号”は第二坂下踏切か、我が定番ポイントの本宿原踏切で狙うのがベストということもわかった。何よりも一番よかったのは快速電車をすべて違うポイントで撮影できたことだ。滞在時間が短い割には機動的な動きができたことは今回の収穫だった。


★★★おことわり★★★



今回アップした写真は南武線205系・209系の独特の帯色をより強調したいという筆者の意図で、アップする前にパソコンで色彩を調節してあります。したがって実際には順光下で撮影してもこれほど鮮明にはなりません。
・鮮明に映らないからといって、フラッシュをつけての撮影は絶対にしないでください。運転士が信号を見落としてしまう原因になり、事故につながる恐れがあります。
・一部の写真では車両そのものをより強調させるために予めトリミングしてからアップしています。どういう絵を描きたいか予習しておき、現地では柵から身を乗り出したり、踏切の遮断機の内側に入るなどの危険な撮影は絶対にしないでください。
・柵などの邪魔だなと思うものは、撮影後にパソコンでトリミング修正する習慣をつけましょう。

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