撮り鉄日記(JR首都圏) ブログトップ

およそ4か月ぶりの更新は今年最後の更新です・・・。 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

平素は「幸せな管理人さんの日記帳」をご覧いただき、誠にありがとうございます。


このたびは、更新が4か月近くにわたり滞ってしまい、更新を楽しみにされていた方々のご期待を大きく裏切る結果となり、誠に申し訳ございませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]


撮り鉄自体は9月以降も月イチペースで敢行しておりました。しかしながら、発信の場がこれまではブログとLINEでおおむね平均化していたのが、5月頃から始めたTwitterの面白さに徐々にハマるにつれ、発信がTwitterに偏ってしまったのが大きな原因です。

来年はこのことを反省し、できるだけブログ・Twitter・LINEともに平均的に発信できるように考慮していくようにしますので、今回の怠慢はどうかお許しいただけますよう、お願い申し上げます。





さて、9月以降の私の撮り鉄行動ですが、年明け早々にE233系による置き換えが開始される横浜線を徹底的にマークしました。今回アップするのは直近で撮影した相原駅付近で撮影したものです。まずはこちらから。


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(相原駅に進入する八王子行き下り電車)



横浜線は八王子で作られた絹織物や繭糸を手早く横浜港に運ぶための路線として建設された経緯もあるせいか、曲線区間があまりないのが特徴です。また八王子から町田付近にかけては多摩丘陵に沿っているせいもあり、同じ中央線と東海道線を南北に結ぶ南武線よりも緑が多いのも特徴です。最初にアップしたのは橋本方ホーム先端から撮った下り電車ですが、朝の時間帯は正面に光が当たらないんですね・・・。気を取り直して、こんどは八王子方先端でカメラを構えてみます。


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(相原駅に進入する根岸線直通・大船行き上り電車)


なるほど・・・。朝の時間帯は上り電車が順光で撮影できるんですね。これはE233系の撮影を前に良い勉強になりました。ところで、横浜線にE233系が投入されるのは大いに結構なことですが、と同時に心配なことが一つ・・・。こちらの電車の行方はどうなるのでしょうか?


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(相原駅に進入する、相模線用205系500番台による八王子行き下り電車)


相模線用の205系500番台電車です。相模線も全線電化から20年が経過しており、電化開業時より活躍している205系500番台電車もさすがに老いが隠しにくい状態となってきました。そして何よりも気になるのが、橋本~八王子間で実施している直通運転の行く末です。横浜線のE233系は計画では2月から営業開始し、8月頃には置き換えが完了するとのこと。置き換えが完了すれば当然、スピードアップも行われるでしょう。もし仮にそうなった場合、現行の片乗り入れによる直通運転は継続されるのか、廃止されるのかは気になるところです。まあ一番良いのは相模線にも横浜線と同タイプのE233系(6000番台)を投入して継続してもらえることですが・・・。トリはこちらの写真で。


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(橋本駅から大カーブを切りながら相原駅に向かう205系電車)



前述のとおり、直線区間が比較的多い横浜線ですが、少ないながらもカーブポイントはあります。その中でもここは私が以前から注目していたポイントです。





ここまで、ちょっと急ぎ足で横浜線の撮り鉄の成果をアップしてまいりました。横浜線の205系にとって、この年末年始は最後となります。来年の今頃、横浜線を走るのはE233系だけになってしまっているのでしょうか。それとも205系500番台も引き続き、橋本~八王子間の直通運転を続けているのでしょうか。気になるところです。





本年も「幸せな管理人さんの日記帳2013」をご覧いただきありがとうございました。来年の鉄道業界も名車が次々と姿を消す予定という、ちょっと寂しい情報もキャッチしております。というわけで、来年はそういう車両にできるだけレンズを向けられるように計画を練っていく予定です。とりわけ、新年最初の撮り鉄は、私の撮り鉄の原点となった地を訪れたいと思っております。





では、また来年、「幸せな管理人さんの日記帳2014」までお待ちくださいませ。皆様、良いお年を・・・。



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南古谷撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

いよいよ、埼京線のE233系7000番台が営業を始めた。5月にアップした「指扇・西大宮撮り鉄日記」の結末の方で、「次は南古谷あたりで撮影しようと思う」と記述したのだが、計画通り実行へと運ぶことが出来た。というわけで、まずは南古谷駅で撮ったこの一枚から。


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(いよいよE233系への置き換えが始まった埼京線205系。9月には半数がE233系に置き換わるらしい)



この写真を撮った後は、駅を出る。指扇方に向かって撮るか、川越方に向かって撮るか考えた挙げ句、川越方で撮ることにした。駅を出て、川越方に進むとすぐに踏切に出くわす。踏切の名は「浦和街道踏切」。ここでは川越から来る電車を撮ってみる。


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(浦和街道踏切に差し掛かる205系ハエ4編成)



川越線はいまでこそ電化され、電車が当たり前のように走っているが、私が中学生のころはまだ非電化でキハ35形が往来するローカル線の一部だった。国鉄末期の1985(昭和60)年に電化された。そのせいなのか、架線柱は片持ち支持式が多く採用されており、撮影するのにもあまり考えなくて済むところがありがたい。浦和街道踏切で撮影した後は線路沿いを川越方に進む。3分ほど歩くと小さな川と鉄橋が見つかったので、ここで撮影をしてみる。そしてやってきたのは・・・


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(朝ラッシュ時の運用を終え、川越車両センターに戻る八高線・川越線直通用209系3000番台)



今夏の撮り鉄は今までと少しやり方を変え、朝早い時間に出発し、昼間の気温が一番高くなる時間帯に帰宅する―こうすることで、暑さによる体力消耗を最小限に抑えようという考えだ。このやり方でさっそく功を奏したのが上の写真であろうか。朝ラッシュ時の運用を終えて川越車両センターに戻る209系3000番台。日中では見られない光景だ。つづいて205系も撮影する。


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(209系3000番台通過後、すぐにやってきた埼京線205系)



この電車の撮影を終えたところで、次のポイントへと移動する。次のポイントは直線距離では目と鼻の先なのだが、道路が近くにある河川敷を迂回しているため、15分くらい歩くことになる。


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(川越から南古谷に向かう埼京線205系)



次のポイントは「堤田踏切」という小さな踏切だ。ここから、小さな踏切が200~300mくらいの間隔で続く。ここまで205系が続いていた埼京線だが、ここへ来て、ようやくりんかい線の70-000型に出会う。


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(堤田踏切に差し掛かるりんかい線・70-000型)



E233系に置き換わると輸送力で差が出てしまう70-000型。はたして後継車種がでてくるのか、気になるところだ。70-000型は続いてこの角度からも撮影してみた。


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(川越から南古谷に向かって疾走するりんかい線70-000型)



大都会東京、お台場の地下を走る電車というイメージが先行しがちのりんかい線70-000型。このような水田とのミスマッチ的な光景が見られるのも、相互乗り入れ相手があってこそのこと。
ここまでの撮影を終えて堤田踏切を後にし、次の撮影ポイントへ。次の撮影ポイントも直線でいけば、近いところなのだが、水田を迂回していくためちょっと時間を要した。それでも途中でこんな素晴らしい写真が撮れた。


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(青々とした水田の横を通過する埼京線205系。この光景も今年限りなのか・・・?)



まさに描きたかった絵が撮れた。青々とした水田の横を颯爽と走り去る205系。前回の指扇・西大宮撮り鉄のときには撮りたくても撮れなかった光景だ。その時は次に機会があった時は田んぼが青々とした頃にこのあたりで撮ろうと決めていた。そしてこの後、いよいよE233系と出会うことに・・・。


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(北田踏切に差し掛かるE233系7000番台)



埼京線そして電化された川越線大宮口では3代目の当主となるE233系7000番台。この日はまず営業開始直前に落成されたハエ107編成に遭遇。折り返し、新宿方面の電車として帰ってくるかと思ったら、朝ラッシュの運用を終えたところだったらしく、10分ほどで戻ってきた。


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(川越から南古谷に向かうE233系。日差しでLED表示が見えないが、“回送”表示になっている)



ところで、E233系7000番台ではこれまでの京浜東北線のE233系1000番台に倣い、現在走行中の路線でも忠実に表示する。つまり、これまでの205系が川越線内に入ってもLED表示が「埼京線」のままであったが、E233系ではきちんと「川越線」と表示する(E233系1000番台が根岸線内を走行するときは、“京浜東北・根岸線”と表示される)。205系では「川越線・大宮~川越間は運転系統上、埼京線の一部」ということで、「川越線」の表示はなかったらしいが、やはりこの表示が自然だ。

続けて、205系を少し角度を変えて撮ってみた。


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(北田踏切に差し掛かる埼京線205系)



ほんの少し角度を変えてみただけだが、ご覧のとおり少し迫力気味の絵が描けた。ここまでの撮影で、北田踏切を後にし、本日最後の撮影ポイントに向かう。最後の撮影ポイントは南古谷~川越間のほぼ真ん中のところで、ここでもE233系7000番台を捉えることができた。


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(南古谷から川越に向かうE233系7000番台。営業開始記念のヘッドマークを掲出している)



この日、最後に捉えたE233系7000番台は記念すべき第1編成(=ハエ101編成)で、営業開始記念のヘッドマークを掲出していた。

この撮影を終えたところで時刻は正午近くとなり、撮れるべき被写体はすべてゲットできたので、ここで引き上げることに。この地点から20分ほど歩いて東武東上線の新河岸駅に向かって帰路につくことに。今回の撮影で、川越線の撮影ポイントは荒川橋梁だけではないということが改めて実感することが出来たのは収穫だった。



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“鎌倉あじさい号”撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

ご無沙汰しております。

ようやくブログを更新できる余裕が出来たので、Twitterでもお知らせしました通り、先日の“鎌倉あじさい号”の撮り鉄日記をアップしようと思います。





6月22日(土)、青梅線・南武線経由で運転される臨時列車“鎌倉あじさい号”をマイ定番ポイントである南武線・谷保~西府間の本宿原踏切にて撮影した。





現地には“鎌倉あじさい号”が通過する15分ほど前に到着。ウォーミングアップが十分にできない状態での撮影本番を迎えることに。今回は珍しく、先客さまが来ていたので、まずは挨拶を交わす。これはお互いが気持ちよく撮影できるためにも忘れてはならない礼儀だ。

十分なウォーミングアップができない状態のなか、本命の列車が来るまでに撮れたのはこの1枚だけ。


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(本宿原踏切ですれ違う205系。このタイミングでの並びは狙えそうで狙えないものだ)



この後に、本命の“鎌倉あじさい号”がやってくる。


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(OM101編成で運転された“鎌倉あじさい号”)


正面のヘッドマークが「快速」だけというのは何とも味気がなさすぎだ。せっかく183系で運転しているのだから、もう少し手の込んだヘッドマークがあっても良かったのではないのかと思う。ただの快速表示であれば、E231系小山車の方が彩的にも映えていたのではないかな。

そして成果の方はというと・・・、思っていたよりも速いスピードで通過していったので、シャッターを切るチャンスを誤ってしまい、ご覧のような不様な出来に・・・。それを悔やんでいると、一緒にいた方から思わぬラッキーな情報が・・・!

「きょうはこの後、もう一本、183系を使用した臨時列車が通過する予定ですよ」

おー、これはこれは!205系の各駅停車を1本やり過ごした後に、その臨時列車がやってきた。


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(OM103編成でやってきた臨時列車。時期的に小学校か中学校の集約臨か?)



今度はうまく撮れた。もっとも、先ほどの“鎌倉あじさい号”に比べるとかなりゆっくりとしたスピードで通過していったということにも救われたのもあるが・・・。

この列車を撮り終えたところで、一緒にいた方ともお別れし、私は西府方の切り通しの方を目指していく。まずはこの電車から・・・。


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(209系2200番台による普通・川崎行き)



この日の209系は2200番台のナハ54編成のみの稼働だったようだ。続いては現在の南武線の主である205系を・・・。


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(生え抜き編成であるナハ13編成による、普通・川崎行き)



そして、最後に快速電車を。前回撮影時とはちょっと違うアングルで狙ってみた。


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(山手線からの転属組であるナハ40編成による、快速・川崎行き。201系からの流れを汲む客用扉の小窓が特徴だ)



当分は205系と209系で安泰かと思われていた南武線だが、昨日7月2日にJR東日本からE233系投入が正式にアナウンスされた。詳細はTwitterでリツイートしているが、E233系は6両編成×35本が投入され、205系は完全に置き換えられる模様だ。投入は2014年度と発表されているが、最初の編成が投入されるのはいつごろになるのか?気になるところだ。





そして今回のメインターゲットだった“鎌倉あじさい号”も来年以降運転されたとしても、183系で運転されるかどうかはかなり微妙なところだ。列車としては来年以降も運転が継続されることを願いたい。

山手線撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

最近の山手線といえば・・・103系電車をイメージした「黄緑6号」のカラーフィルムを貼り付けた「みどりの山手線」で話題になっているが、もう一つ、話題になっているのがホームドアの設置だ。





恵比寿駅と目黒駅に試験的に設置されたのを皮切りに旅客流動の影響などを考慮した結果、本格的な設置が決まり、2011年末までに6扉車両・サハE230-500を編成から外し、設置工事が本格的に始まった。

現在では、恵比寿駅・目黒駅の他に、池袋駅の主本線側と大崎駅の主本線側にも設置され稼働している。そして間もなく大塚駅でも稼働予定とのことだ。


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(池袋駅に到着した内回り電車。いまではこのアングルでの写真撮影は不可能となっている)


ホームドアの設置が進むと山手線の電車を駅で撮影するのは極めて困難となる。最初にアップした池袋駅ではもうすでにホームドアの設置が終わり、稼働している状態なので、もうこの角度での撮影は不可能である。ちなみにこれは一昨年の今頃に撮影したもので、東日本大震災の騒動が少しだけ落ち着いていたのだが、電力不足による節電などの不安要素の方がまだまだ大きかった。

山手線は現在こそ平日・土曜・日祝日もほぼ終日にわたり3分前後の運転間隔となっているが、この写真を撮影したころは平日のデータイム(10時ごろ~15時30分ごろ)と土曜・日祝日の終日で4分~5分間隔のいわゆる「節電ダイヤ」で運転されていた。


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(池袋駅を出発する内回り電車。現在はホームドアが設置されているため、電車の下半分は見えない)


ホームドアの全駅設置までにはまだ5~6年かかる予定だが、ホームドアが設置されると撮れなくなるアングルでの写真を撮っておこうといつも思っていたのだが、先日、どうにかその時間を捻出することができたので、撮影を敢行することに。

定期券が東京駅まであるので、とりあえず東京駅までいき、ここから外回り電車に乗り、撮影ポイントを探し出してみることに・・・。そうすると、浜松町駅で、もう一つの“話題”に遭遇。


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(浜松町駅に進入する東トウ545編成による、“みどりの山手線”)


“みどりの山手線”とは、山手線で就役し、「山手線といえば黄緑の電車」というイメージを広く焼き付けた、103系電車が今年で誕生から50周年を迎えるのを機に当時の103系電車が纏っていた「黄緑6号」のカラーフィルムをE231系電車1編成(トウ545編成)にラッピングし、昭和50年代の山手線を再現しましょう・・・というコンセプトのもとで誕生したもので、2009年ごろに運転された103系電車よりも前に活躍していたモハ73系をイメージした「ぶどう色2号」のカラーフィルムをラッピングした「リバイバルシリーズ」の続編として企画されたものだ。なお、103系電車はJR東日本からは惜しくも全車両が引退してしまったが、JR西日本では大和路線・奈良線といった幹線クラスの路線でまだまだ活躍している。


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(浜松町駅に進入する内回り電車)



この写真はホームの先端部付近から撮影したものだが、ホームドアが設置されると、このアングルでの写真撮影はかなり難しくなる。というよりも駅撮りそのものが不可能になるだろう。
ホームドアが設置される前の山手線の撮影はいまのうちに・・・。


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(山手線の電車が来る間に撮った京浜東北線のE233系。ホームドアが設置されても撮影は可能であると思うが、やはり相当の制限はあるものと考えられる)

指扇・西大宮撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

【お知らせ】 Twitterを始めました。アカウントは[@happiness_1972] です。よろしくお願いいたします。




今年は大きな事故もなく、無事に大型連休が終わった。連休中に取れた休暇は溜まった疲れを落とすべく、自宅でバタンキューしていた。そして、連休が終わった5月9日、撮り鉄を敢行した。Twitterで先行してお知らせしているが、今回のターゲットは川越線の別名・大宮口と呼ばれる埼京線・りんかい線車両のみで運転される東部分の方だ。

目的はE233系によって、世代交代が間もなく始まる205系だ。川越線へは拝島駅から八高線経由で行くのが断然近いので、往路も復路もこのルートで行くことにした。拝島駅に着くと、八高線は出発した直後で、次の電車まではおよそ25分ほど待つことに・・・。待ってる間に、5番線脇の留置線で待機していたこの電車の撮影からこの日の撮り鉄はスタート!


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(拝島駅5番線脇の留置線で待機中の209系3100番台。拝島17時52分発の1770E列車から始まる運用までお昼寝)



この電車を撮った後は待合室で電車を待つ。先に5番線に12時50分発の上り1174E列車が入線、そのあと4番線に12時53分発の下り1261E列車が入線する。八高線は八王子~高麗川間の電化開業時に将来の増発を見越してなのか北八王子駅にも行き違い設備を設け、八王子~高麗川間ではすべての駅で行き違いが可能となっているが、日中は原則として北八王子・拝島・金子の3駅で上下列車の交換が行われる。

1174E、1261E列車ともに205系3000番台で、拝島駅を後にする。1261E列車は出発してすぐに青梅線・五日市線と別れると猛スピードで住宅地と茶畑の中を疾走し、川越駅を目指す。そして約50分後に川越駅に到着。川越駅では8分待ちで埼京線・りんかい線直通の1304F列車に接続。この電車に乗って、最初の目的地である指扇駅に向かう。指扇駅は橋上駅舎工事が施工されており、足場があまり良くなかった。


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(指扇駅に到着した上り1406F・新木場行き)



下り列車も撮ったが、ややピンボケ気味だったので、ここでのアップは割愛させていただきます。1406F列車を撮った後は一度駅を出て、遅めの昼食を済ませる。昼食を済ませた後は駅に戻らずに、線路沿いに走る道路を西大宮駅方向に進み、踏切からの撮影を試みる。そんな考えで撮れたのがこの一枚だ。



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(指扇第十一踏切にさしかかる、上り1456F・新木場行き)



指扇第十一踏切とはJRにしてはものすごくわかりやすい踏切の名称だ。西大宮駅開業前の日進駅から数えて十一番目の踏切ということだろうか。川越線の撮影名所といえば、指扇~南古谷間にある荒川橋梁が最も有名だが、その荒川橋梁も絵になる上流側に防風柵が設置されてしまい、最近では鉄道関係の雑誌でもあまり紹介されなくなった。それはそれで仕方がないことだが、川越線の撮影名所は荒川橋梁だけではないということはこの写真が証明してくれたようだ。切り通しの中を走り抜ける電車もいいものだ。何よりも警報機や検知器など撮影の障害になるものが写らないのが素晴らしい。

この写真を撮った後は指扇第十、第九踏切とカメラを構えてみるが、どれも苦しい出来だった。
指扇第十一踏切での写真を撮り終えたところでTwitterでは先にお知らせしているが、近所の小学生の男の子に声を掛けられ、埼京線に投入されるE233系(7000番台)について、貴重な情報を頂いた。




・E233系(7000番台)は6月頃から営業運転を開始する予定。
・9月には50%の車両が205系からE233系(7000番台)に置き換えられる予定。
・来年の早い時期に100%、E233系(7000番台)への置き換えが完了するとのこと。



地元ではJRからの発表よりも先にE233系(7000番台)について、熱い情報交換が交わされているようだ。103系から205系へ置き換えた際には約3年かかっていたのを知っていたので、今回もこのくらいのペースで置き換えが進行するものだろうと思っていたのだが、その見通しは大甘だったようだ。この情報が本当であれば埼京線の205系は今年がラストイヤーということになる。りんかい線の海底トンネルによる塩害劣化がかなり進行しているということだろうか。

締めは西大宮駅で上下列車をとることにした。


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(西大宮駅に進入するりんかい線70-000系による、上り1584F・新木場行き)



りんかい線70-000系は言わずと知れた、209系0番台をベースとした車両。したがって車体幅も205系とほぼ同一なのだが、E233系(7000番台)が営業開始し、置き換えが完了するとこの車両の行く末も安泰とは言い難くなる。205系よりも幅広の車体を採用することで、1両あたりの旅客定員を205系よりも8人増としているE233系とりんかい線70-000系との間でサービスレベルに微妙ではあるが格差が生じてしまう。りんかい線側もE233系と同型車両を製造するのだろうか?今後が気になるところだ。


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(西大宮駅に進入する、1508K・新宿行き)



埼京線の各駅停車は日中時間帯は大宮折り返しが基本だが、朝夕のラッシュ時間帯は川越線にも直通させることで、埼京線内快速通過駅と川越線内各駅相互間を乗り換えなしで行けるようになっている。写真の1508K列車は「東京時刻表」で調べると、川越車両センターから出庫し、指扇駅からの営業となっている。川越車両センターの最寄駅は南古谷駅だが、列車運用の便宜を図るため、指扇駅からでもダイレクトに入出庫できるようになっている。


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(西大宮駅に進入する、下り1523F・川越行き)



西大宮駅が開業する前の川越線・大宮口を走る列車は指扇駅での交換が原則となっていたが、現在ではこの西大宮駅と南古谷駅での交換が原則となっているようだ。大宮~日進間の複線区間が有効に活用されていないのが少し勿体ないような気がする。この列車の撮影をもって、この日の撮り鉄は一応終了。下りホームに移動し、1523F列車に乗って、川越駅に向かい、1667H列車に乗り換えて帰路に着く。1667H列車は高麗川行きで、高麗川から八王子行きに接続するものと思っていたのだが、八王子行きはしばらく来ないことが判明。途中の的場駅ですれ違った1676H~1777H列車が直近の八王子行きだったようだ。結果的に25分近く来ないことが判明したので、暇つぶしに高麗川駅でも撮影し締めくくりとすることにした。


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(高麗川駅で出発待ちの八高線から直通列車である1674H・川越行き)


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(高麗川駅を出発し、川越に向かう1674H・川越行き)



今度は南古谷駅近くの水田の中を走る埼京線205系を撮ってみたいと思う。



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谷保撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

谷保を撮り鉄で訪れるのは、西府駅が開業した年とその翌年の1月に運転された臨時特急“リゾート踊り子~黒船電車”以来だ。そこから計算すると今回はおよそ3~4年ぶりの再訪ということになる。





今回の目的は2011年の登場以来、まだ一度もその姿を撮っていなかった快速電車と来月運転される臨時列車“鎌倉あじさい号”を撮るための撮影ポイントを谷保駅付近を中心に予習することであった。特に後者の方は南武線には滅多に入線する機会がない183系特急型車両で運転されるということもあり、貴重な一枚をしっかりと撮るための予習は不可欠だ。





自宅最寄りの拝島駅から青梅線で立川駅に向かい、ここで南武線に乗り換えて谷保駅に向かう。立川駅から川崎行きに乗って7分ほど、3駅目が谷保駅だ。
谷保といえば、私にとっては定番の撮影ポイントがあるのだが、今回は予習も兼ねているので、そこだけにこだわらずに少し視野を広げてみることにした。まずは、下りホームに移動して、立川方に向けてカメラを構えてみる。

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(谷保駅に進入する、205系川崎行き快速電車)



まずまずの出来だ。快速電車は15時台までの運転で、立川発はこの電車を除くとあと3本。おおむね30分間隔で運転しているので、移動時間を上手く使えば、残りの快速電車はすべて違うポイントでの撮影が可能だ。というわけで、それを目指し、改札を出る。まずは国立市役所に近いところで撮影ポイントを探す。7~8分ほど歩いたところにある「第二坂下踏切」で落ち着き、この踏切の下り線側から立川方に向けてカメラを構えてみる。


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(矢川駅から谷保駅に向かって疾走する209系2200番台)



架線柱が少し邪魔気味だが、これもまあまあの出来だったので、次の快速電車はここで撮影することに決めた。


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(谷保駅に向けて疾走する川崎行き上り快速電車)



この電車を撮影した後は、踏切を渡り、上り線側から立川行きの電車を撮ってみる。


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(サハ205改造のクハ205-1200を先頭とした立川行き下り電車)



これも線路際の柵が邪魔のような気もするが、それほど気になるほどでもない。この後、いよいよ前述した定番の撮影ポイントに向かう。次の快速電車はどうやらこの定番ポイントで撮影できそうだ。


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(本宿原踏切を通過する南武線209系ナハ32編成。新製時から南武線に配属されている生え抜き編成だ)



ここが私の定番撮影ポイントだ。谷保駅から西府駅に向かって徒歩10分ほど。立川方の大きなカーブが魅力的な撮影ポイントだ。立川方に向けてカメラを構えるとこんな感じで撮ることができる。ここでは嬉しいことに209系が2本続けてやってきた。


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(本宿原踏切を通過する209系2200番台による川崎行き)



南武線の209系は全部で4編成あり、先にアップしたナハ32編成は新製時より南武線に配属されている生え抜きだが、残り3編成は京浜東北線からの転属編成だ。京浜東北線から転属されてきた編成は、行先表示がLEDとなり、モーターもE233系と同一のものに換装され、車番も0番台から2200番台に変更となった。ナハ32編成は2200番台登場後も、オリジナルスタイルを保っていたが、久々に見ると、行先表示がLEDとなっていたので、もしかすると2200番台化された可能性がある。

209系の各停が続いた後は快速電車だ。前後の流れから推測すると205系であることは間違いないが、オリジナルマスク編成か改造マスク編成か?気になるところだ。


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(205系オリジナルマスク編成による、快速川崎行き)



やってきたのはオリジナルマスク編成だった。この次の快速がこの日最後の快速となる。ここまで、順調に撮影ポイントを変えて撮影することに成功しているので、最後はここからさらに西府方に歩き、切り通しからの撮影に挑んでみることに。まずは西府方に向けてカメラを構える。


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(西府駅から谷保駅に向かうクハ205-1200が先頭の立川行き下り電車)



大体こんな感じだが、余計なところをトリミングして、車両を強調するとこんな感じになる。


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そして時間はあっという間に経ち、本日最後の快速電車が通過する時刻に近づいた。最後の快速電車は前後の流れから推測すると205系オリジナルマスク編成の可能性が高い。カメラを谷保駅方に向けて構え、慎重にシャッターチャンスを見極める。


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(本日最後の川崎行き快速電車は205系のオリジナルマスク編成だった)



これにて、本日の撮り鉄は無事に終了。来月運転される“鎌倉あじさい号”は第二坂下踏切か、我が定番ポイントの本宿原踏切で狙うのがベストということもわかった。何よりも一番よかったのは快速電車をすべて違うポイントで撮影できたことだ。滞在時間が短い割には機動的な動きができたことは今回の収穫だった。


★★★おことわり★★★



今回アップした写真は南武線205系・209系の独特の帯色をより強調したいという筆者の意図で、アップする前にパソコンで色彩を調節してあります。したがって実際には順光下で撮影してもこれほど鮮明にはなりません。
・鮮明に映らないからといって、フラッシュをつけての撮影は絶対にしないでください。運転士が信号を見落としてしまう原因になり、事故につながる恐れがあります。
・一部の写真では車両そのものをより強調させるために予めトリミングしてからアップしています。どういう絵を描きたいか予習しておき、現地では柵から身を乗り出したり、踏切の遮断機の内側に入るなどの危険な撮影は絶対にしないでください。
・柵などの邪魔だなと思うものは、撮影後にパソコンでトリミング修正する習慣をつけましょう。

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葛西臨海公園撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

3月16日は、今世紀最大(いまのところ)の相互乗り入れプロジェクトである東急東横線・みなとみらい線~東京メトロ副都心線~東武東上線・西武池袋線の相互直通運転が開始され、JRでも毎年恒例の全国統一ダイヤ改正が実施された。東北新幹線では最速達列車である“はやぶさ”の最高速度がこれまでの時速300km/hから320km/hに引き上げられ、盛岡から分岐する秋田新幹線では、開業以来活躍してきたE3系0番台の後継車両であるE6系が「スーパーこまち」として華々しくデビューした。そういう華やかな話題の横で、通勤の足を支えるある路線では小さいようで大きな変化があった。

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(葛西臨海公園駅の通過線をスピードをあげて通過していく205系“武蔵野快速”)



ある路線とは京葉線で、東京乗り入れ以来続いてきた武蔵野線直通電車の運転スタイルが変わったのだ。

武蔵野線は基本的に全部の電車が京葉線直通で、改正前はデータイム基準で5本/hの運転で、そのうちの2本は南船橋または海浜幕張まで行き、残りの3本が東京までの運転となっていた。このうち、東京行きの方は途中、葛西臨海公園・潮見・越中島の3駅を通過する快速運転で、東京駅や新木場駅でも「武蔵野快速」と案内されていた。



改正後も武蔵野線の直通電車は変わらず存続しているが、運転本数はデータイム基準でこれまでの5本/hから6本/hに増発され、南船橋・海浜幕張方面と東京方面がそれぞれ3本づつの運転に変更される。
と、ここまでは「小さな変化」だがここから先が「大きな変化」だ。

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(葛西臨海公園駅の通過線を猛スピードで走る205系府中本町行き“武蔵野快速”。改正後、武蔵野線の電車は手前の待避線を走るようになる)



東京発の武蔵野線直通電車は今回の改正から全列車が“各駅停車”となり、葛西臨海公園・潮見・越中島にも停まるのだ。これが「大きな変化」だ。





というわけで、改正の2日ほど前に所用で葛西の地下鉄博物館に行く用事があったので、その帰りに葛西臨海公園駅に立ち寄り、通過線を走る“武蔵野快速”の姿を収めておくことにした。





地下鉄博物館での用事を済ませてから、葛西臨海公園駅方面にバス乗り場に向かう。一応、ネットで調べたところでは都営バスが2系統運転されているようだったので、そちらの乗り場に向かおうとしたのだが、その途中で「葛西臨海公園駅経由TDRゆき」のバス乗り場が目に入った。時刻表を見るとかなりの頻度で運転されており、すべてのバスが葛西臨海公園駅に停車することもわかった。ということで、都営バスではなく、こちらのバスで目的地へ向かうことに。





やってきたのは、京成バスの特別仕様車で“セブンシャトル”という愛称がついている。“セブンシャトル”のセブンは葛西駅と葛西臨海公園駅との間を走る幹線道路「環七通り」からついているようだ。





葛西駅から10分ほどで葛西臨海公園駅に到着する。着いたのは午後3時半ごろ。夕方5時ごろまでに東京または新宿に着けるように計算すると、片道3本撮れれば御の字というところだ。まずは西船橋方ホーム端で狙う。そして待つこと約10分、山手線から転属してきた205系5000番台による“武蔵野快速”の撮影に成功。短時間でなるべく違うアングルの写真を狙いたいので、今度は東京方に向かう。ホーム端まで行かず、ホーム中央付近でカメラを構える。そしてやってきたのは武蔵野線用として投入された205系0番台による“武蔵野快速”だ。
8両編成・6M2Tの強力編成ということもあり、先ほどの5000番台よりも速度を上げているように見えた(ちなみに5000番台はVVVFインバータでモーター出力はやや高いため8両編成で4M4Tの構成)。





この2本の撮影を終えたところで、時間もちょうどいい頃になったので、最後に“京葉快速”を撮影して今回の撮り鉄行は終わりとすることに・・・。


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(葛西臨海公園駅の通過線を高速で走るE233系5000番台“京葉快速”東京行き。改正後、この通過線を走るのはこのE233系5000番台による快速と房総特急のE257系500番台のみだ)



各駅停車で一つ隣の新木場駅へ向かい、そこからりんかい線経由で新宿に向かうことで帰路についた。

猿橋撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

ひさびさの投稿、御無沙汰でございます。





夏の疲れも9割方取れたようなので、10月12日(金)、ひさびさの撮り鉄を敢行した。





ひさびさの撮り鉄、どこにしようかあれこれ考えたところだが、ひさびさの休みで行く撮り鉄、ここはひとつ都会の喧騒を一時的にでも忘れられるような場所にしようと思い、私のとっておきの撮影ポイントで撮り鉄を敢行することに決めた。





というわけで、まずは通常であれば一番最後にアップする撮影ポイントの地図を今回は先にご覧いただこう。






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タイトルにもあるとおり、下車した駅は中央線の猿橋駅。名勝・猿橋への最寄駅だが、向かったのはこちらではない。地図の縮尺率を少し上げてご覧いただきたい。

わかりやすく説明すると、線路に沿って走っている国道20号線(甲州街道)を大月方面に進んでいく。すると、線路とのあいだに「阿部商店」という小さな商店が見つかると思う。この阿部商店わきの小道を線路に向かっていくと、小さな踏切がある。ここが私のとっておきの撮影ポイント「横尾踏切」である。




横尾踏切は猿橋寄りが大きなカーブの終端、大月寄りはやや緩めなカーブの終端となっている。


①【横尾踏切】猿橋方.jpg





まずアップしたのは、列車が来ていない状態で撮った横尾踏切の猿橋方だ。ここを通過する列車はこんな感じで撮れる。




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(猿橋駅を出発し、大月駅に向かう115系長野色による普通列車)





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(猿橋駅を高速で通過し、大月駅に向かうE257系による特急かいじ号)


以上の2枚は、身体を踏切(線路)に対し、垂直に構える・・・いってみればカーブ区間におけるオーソドックスな撮影の仕方だ。だが身体の向きを少し変えるとこんな写真も楽しめる。


JR E257-02a.jpg

(猿橋駅を高速で通過し、大月に向かうE257系による特急あずさ号)





JR E233-03a.jpg

(猿橋駅を出発し終点大月駅まで最後の一走りをするE233系)


とまあ、こんな感じで撮れるのだが、シャッタースピードをもう少し落とせば流し撮り風の写真も撮れるだろう。




一方、横尾踏切の大月方はこんな感じだ。まずは列車が来ていない状態の写真を・・・


①【横尾踏切】大月方.jpg





ここを通過する列車はこんな感じで撮れる。


JR E257-04a.jpg

(大月駅を出発し、猿橋駅に向かって徐々に速度を上げながら通過していくE257系かいじ号)





わざわざ説明する必要もないかと思うが、E257系の東京方先頭車は列車によって、その顔が異なる。まずアップしたのは、9両の基本編成のみが原則の“かいじ”号で正面貫通設計となっている。窓周り・ライト周りも含め、黒く塗られているため、そのゴツさがわかりにくいが、房総特急用の500番台の先頭車はこの先頭車とほぼ同一設計なので、500番台を見れば、そのゴツさがよくわかるだろう。


JR E257-05a.jpg

(大月駅を通過した列車なのか、高速で横尾踏切を通過するE257系あずさ号)





あずさ号で運用する場合は、東京方にMc+Tcの付属編成を連結し、11両編成となる。その結果、東京方・松本方とも同じ非貫通型の先頭車となる。



普通列車と東京直通のE233系はこんな感じで撮れる。といっても特急列車とそれほど差はないが・・・。


JR 115-03a.jpg

(大月駅を出発し、猿橋駅に向かう115系長野色による普通列車)



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(夕暮れ間近の大月駅を出発し、猿橋駅に向かうE233系中央特快。中央特快といっても、高尾始発と同様、立川駅までは各駅停車だ)






ところで、冒頭でこの場所がとっておきの撮影ポイントと紹介したが、この撮影ポイントを発見したのは今から12年前くらいになるのだろうか。その当時、ちょうどE257系の最初のグループが落成し、松本運転所に配置され、試運転を行っていたころだ。今は運転されていないが、千葉駅から直通の“かいじ”号が幕張電車区(現・幕張車両センター)のE255系によって運転されたりもしていた。そして定期の“かいじ”号は183系が最後の力走をしていたころだ。そんな時期に友人と一緒に183系がさよなら運転にならないうちに最後の勇姿を撮っておこうと話し合い、高尾以西で比較的列車本数が多い大月駅付近で撮影ポイントを探していたのが、この横尾踏切だったというわけだ。ここの景色の虜になってしまった私は、ここを自分のとっておき撮影ポイントと決めて、それから何度か、この踏切に撮影に訪れている。そして、今回の撮り鉄前、最後にここを訪れたのは、201系の眺望電車“四季彩”号のさよなら運転時に訪れて以来なので、今回はおよそ3年ぶりの来訪となるのだろうか。









ここは平日はE351系・257系の特急列車群とローカル列車の要である115系と東京駅に直通するE233系のみだが、これが週末になるとバラエティー豊かな応援車両がレギュラーの役者陣に花を添える。たとえば特急では横浜から横浜線経由で運転される“はまかいじ”号に田町車両センターから185系、臨時のあずさ号が運転される場合は長野車両センターと大宮車両センターから183系が加わる。特に183系は長野車両センターが旧“あさま”色、大宮車両センターが旧国鉄色と興味深い。そのほか、“ホリデー快速”に田町車両センターから215系電車、高崎車両センター(旧・新前橋電車区)から183系“旧あずさ色”が加わる。













ここへのアクセスは猿橋駅を下車して、北口からであれば、線路沿いの小さな道を10分ほど歩く。南口からであれば途中まで線路沿いに歩き、甲州街道にぶつかったら、そのまま左折して甲州街道に合流し10分ほど歩くと「阿部商店」が右側に見えてくるので、そこを右折して線路に向かえばたどり着ける。ただし、甲州街道は車の通行量が非常に多く、路肩といえど歩くのは危険なので、北口から歩く方をおススメする。食料品は近くにコンビニがあるが、時間があれば高尾駅や途中の上野原駅で下車して入手しておいた方が良いだろう。







だいぶ説明が長くなってしまったので、最後に中央(東)線を代表する、この列車のアップして〆たいと思います。




JR E351“Super Azusa”-01a.jpg

(スーパーあずさ号ことE351系電車。持ち前の振り子機能を遺憾なく発揮し、高速で通過する)





こんどは、11月のはじめ、紅葉が見ごろになるころにまた来訪しようかと思う。


205系「むさしの」号 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

 このところの安定しない天気のおかげで、撮り鉄に行きたくても行けない状態が続いている。今回アップする武蔵野線の205系は、昨日買い物をした帰りに偶然とらえたものだ。


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(205系「むさしの」号。今年3月のダイヤ改正から115系から205系に置き換えられ、種別も快速から普通に格下げになってしまった)

 それにしても、快速から普通に格下げになったとはいえ、ヘッドマークぐらいは出せないものなのだろうか。

JR山手線 ついに残りは1ケタに・・・ 6扉車組み込み編成 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

 このブログでは初のJRネタです。
 梅雨の中休みとなった今日、山手線の撮影に出かけた。山手線といえば、ホームドアの設置にあわせ、6扉車を順次外し新たに4扉車を組み込む作業が進行中だが、この編成を目撃したことで、悲しいことに6扉車組み込み編成は残り1ケタ台になったことが判明してしまった。


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(田端~駒込間を走行する、231系500番台トウ509編成。現時点では最新のオール4扉編成である)


 写真のトウ509編成が4扉化されて出場した。この一週間以内に出場したものと思われる。これにより、6扉車組み込みの編成はトウ501~508までの8編成になってしまった。


Yamanote E231-500-15.jpg
(田端~駒込間を走行する、E231系500番台トウ508編成。まもなく運用から離脱し4扉車組み込み作業に入るものと思われる)

Yamanote E231-500-12(T230-515).jpg
(そのトウ508編成の10号車に組み込まれているサハE230-515。もうすぐ見納め・・・〈泣〉。池袋駅にて)

 今日は内回りに6扉車組み込み編成が集中しており、対照的に外回りはすべてオール4扉車編成だった。ちなみに確認できたのは、トウ501、503、506、508の4編成で、トウ509編成が出場してきたことにより、次はトウ508と507の2編成が1カ月ほど運用から外れて東京車両センターでサハE231-600および4600の組み込み作業に入る。トウ507編成の姿が見えなかったのが気になるところだが、もしかしてトウ508に先んじて4扉車組み込み作業に入っているのだろうか。
 いずれにせよ、6扉車を記録しておくのであれば、今月中に記録しておいた方が良いだろう。

 この記事でアップしている3枚の写真のうち、先の2枚は田端~駒込間にある山手線唯一の踏切である「中里2号踏切」で撮影したものだ。センサー類がうるさくせっかくの編成写真を台無しにしてしまっているが、山手線は日中でも3分間隔という高密度で運転される路線だ。危険をおかしてまで駅撮りを強行するよりかはマシではないだろうか。




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