猿橋撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

ひさびさの投稿、御無沙汰でございます。





夏の疲れも9割方取れたようなので、10月12日(金)、ひさびさの撮り鉄を敢行した。





ひさびさの撮り鉄、どこにしようかあれこれ考えたところだが、ひさびさの休みで行く撮り鉄、ここはひとつ都会の喧騒を一時的にでも忘れられるような場所にしようと思い、私のとっておきの撮影ポイントで撮り鉄を敢行することに決めた。





というわけで、まずは通常であれば一番最後にアップする撮影ポイントの地図を今回は先にご覧いただこう。






大きな地図で見る



タイトルにもあるとおり、下車した駅は中央線の猿橋駅。名勝・猿橋への最寄駅だが、向かったのはこちらではない。地図の縮尺率を少し上げてご覧いただきたい。

わかりやすく説明すると、線路に沿って走っている国道20号線(甲州街道)を大月方面に進んでいく。すると、線路とのあいだに「阿部商店」という小さな商店が見つかると思う。この阿部商店わきの小道を線路に向かっていくと、小さな踏切がある。ここが私のとっておきの撮影ポイント「横尾踏切」である。




横尾踏切は猿橋寄りが大きなカーブの終端、大月寄りはやや緩めなカーブの終端となっている。


①【横尾踏切】猿橋方.jpg





まずアップしたのは、列車が来ていない状態で撮った横尾踏切の猿橋方だ。ここを通過する列車はこんな感じで撮れる。




JR 115-01a.jpg

(猿橋駅を出発し、大月駅に向かう115系長野色による普通列車)





JR E257-03a.jpg

(猿橋駅を高速で通過し、大月駅に向かうE257系による特急かいじ号)


以上の2枚は、身体を踏切(線路)に対し、垂直に構える・・・いってみればカーブ区間におけるオーソドックスな撮影の仕方だ。だが身体の向きを少し変えるとこんな写真も楽しめる。


JR E257-02a.jpg

(猿橋駅を高速で通過し、大月に向かうE257系による特急あずさ号)





JR E233-03a.jpg

(猿橋駅を出発し終点大月駅まで最後の一走りをするE233系)


とまあ、こんな感じで撮れるのだが、シャッタースピードをもう少し落とせば流し撮り風の写真も撮れるだろう。




一方、横尾踏切の大月方はこんな感じだ。まずは列車が来ていない状態の写真を・・・


①【横尾踏切】大月方.jpg





ここを通過する列車はこんな感じで撮れる。


JR E257-04a.jpg

(大月駅を出発し、猿橋駅に向かって徐々に速度を上げながら通過していくE257系かいじ号)





わざわざ説明する必要もないかと思うが、E257系の東京方先頭車は列車によって、その顔が異なる。まずアップしたのは、9両の基本編成のみが原則の“かいじ”号で正面貫通設計となっている。窓周り・ライト周りも含め、黒く塗られているため、そのゴツさがわかりにくいが、房総特急用の500番台の先頭車はこの先頭車とほぼ同一設計なので、500番台を見れば、そのゴツさがよくわかるだろう。


JR E257-05a.jpg

(大月駅を通過した列車なのか、高速で横尾踏切を通過するE257系あずさ号)





あずさ号で運用する場合は、東京方にMc+Tcの付属編成を連結し、11両編成となる。その結果、東京方・松本方とも同じ非貫通型の先頭車となる。



普通列車と東京直通のE233系はこんな感じで撮れる。といっても特急列車とそれほど差はないが・・・。


JR 115-03a.jpg

(大月駅を出発し、猿橋駅に向かう115系長野色による普通列車)



JR E233-04“Chuou Spesial rapid”a.jpg

(夕暮れ間近の大月駅を出発し、猿橋駅に向かうE233系中央特快。中央特快といっても、高尾始発と同様、立川駅までは各駅停車だ)






ところで、冒頭でこの場所がとっておきの撮影ポイントと紹介したが、この撮影ポイントを発見したのは今から12年前くらいになるのだろうか。その当時、ちょうどE257系の最初のグループが落成し、松本運転所に配置され、試運転を行っていたころだ。今は運転されていないが、千葉駅から直通の“かいじ”号が幕張電車区(現・幕張車両センター)のE255系によって運転されたりもしていた。そして定期の“かいじ”号は183系が最後の力走をしていたころだ。そんな時期に友人と一緒に183系がさよなら運転にならないうちに最後の勇姿を撮っておこうと話し合い、高尾以西で比較的列車本数が多い大月駅付近で撮影ポイントを探していたのが、この横尾踏切だったというわけだ。ここの景色の虜になってしまった私は、ここを自分のとっておき撮影ポイントと決めて、それから何度か、この踏切に撮影に訪れている。そして、今回の撮り鉄前、最後にここを訪れたのは、201系の眺望電車“四季彩”号のさよなら運転時に訪れて以来なので、今回はおよそ3年ぶりの来訪となるのだろうか。









ここは平日はE351系・257系の特急列車群とローカル列車の要である115系と東京駅に直通するE233系のみだが、これが週末になるとバラエティー豊かな応援車両がレギュラーの役者陣に花を添える。たとえば特急では横浜から横浜線経由で運転される“はまかいじ”号に田町車両センターから185系、臨時のあずさ号が運転される場合は長野車両センターと大宮車両センターから183系が加わる。特に183系は長野車両センターが旧“あさま”色、大宮車両センターが旧国鉄色と興味深い。そのほか、“ホリデー快速”に田町車両センターから215系電車、高崎車両センター(旧・新前橋電車区)から183系“旧あずさ色”が加わる。













ここへのアクセスは猿橋駅を下車して、北口からであれば、線路沿いの小さな道を10分ほど歩く。南口からであれば途中まで線路沿いに歩き、甲州街道にぶつかったら、そのまま左折して甲州街道に合流し10分ほど歩くと「阿部商店」が右側に見えてくるので、そこを右折して線路に向かえばたどり着ける。ただし、甲州街道は車の通行量が非常に多く、路肩といえど歩くのは危険なので、北口から歩く方をおススメする。食料品は近くにコンビニがあるが、時間があれば高尾駅や途中の上野原駅で下車して入手しておいた方が良いだろう。







だいぶ説明が長くなってしまったので、最後に中央(東)線を代表する、この列車のアップして〆たいと思います。




JR E351“Super Azusa”-01a.jpg

(スーパーあずさ号ことE351系電車。持ち前の振り子機能を遺憾なく発揮し、高速で通過する)





こんどは、11月のはじめ、紅葉が見ごろになるころにまた来訪しようかと思う。


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