自由が丘撮り鉄日記PartⅡ(東横線編③~日比谷線直通電車・最後の夏) [撮り鉄日記(首都圏私鉄)]
(自由が丘から都立大学に向かう、東急1000系・日比谷線直通電車。この独特の方向幕が見れるのもあとわずかだ・・・)
副都心線と東横線の相互乗り入れの時期が正式に発表されたと同時に残念なお知らせも発表された。
日比谷線との直通運転打ち切りの報である。
副都心線との直通運転開始日である2013年3月16日(土)の前日・2013年3月15日(金)をもって、昭和39年以来48年近く続いた相互直通運転の歴史に幕を下ろすとのことだ。
(東京メトロ日比谷線用03系。東横線との相互直通運転打ち切りに伴い廃車が発生する可能性もある)
正直なところ、残念というよりも、よくここまで相互直通運転が維持できたなあ~と思う。今回、打ち切りとなる背景はおそらく副都心線車両乗り入れに伴う線路容量不足と思うが、横浜方面から日比谷へのルートは2000年9月から開始されている目黒線を介した東横線~都営地下鉄三田線の相互直通運転でもう一つのルートが確立されており、個人的には三田線と目黒線を介した東横線との相互直通運転が定着していけばいずれは打ち切りになるのではないかと思っていた。
(都立大学から自由が丘に向かって走る、東急1000系。直通運転打ち切り後はどうなるのだろうか?)
ただ、三田線直通電車が20m車の6両編成で編成長が約130m(連結面空間部も含む)であるのに対し、日比谷線直通電車は三田線より2m短い18m車であるものの、8両編成であるため編成長は連結面空間部も含め約150m、収容力は若干ではあるが日比谷線の方が上回っていたのだ。これが今日まで相互乗り入れが続いた要因だろう。
(“亀屋万年堂”の本店ビルをバックに、みなとみらい線Y500系とすれ違う日比谷線03系。この光景も間もなく過去のものに・・・)
ところで相互乗り入れの打ち切りに伴い、気になるのは車両の動向だ。東京メトロ03系は東横線乗り入れ打ち切りで、余剰車が発生し、廃車となるだろう。東急1000系も雪が谷に転属したところで、居場所はなく、やはりこちらも廃車の公算が高いか。
ただ、地方私鉄に目を向けると、東急1000系・メトロ03系とも活躍できるところはまだまだありそうだ。福島交通飯坂線の7000系(もと東急7000系の中間電動車・デハ7100形)置き換えや伊予鉄道610系の足回り交換など使い道はいろいろとありそうだ。あくまで個人的見解だが・・・。
直通運転打ち切りまであと半年あまり。もう春の桜とのコラボは撮れないが、ほかのシーズンはまだまだチャンスがある。機会を見出しては取りこぼしがないよう、しっかりと自分のカメラに収めておきたいところだ。
自由が丘撮り鉄日記PartⅡはこれでおしまい。今回撮影の舞台としたのは、都立大学3号踏切で、自由が丘駅・都立大学駅どちらからでも徒歩で10分ほどで行ける地点だ。
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来年の今頃、日比谷線の車両は見られなくなるが、そのかわり、東急5050系・みなとみらい線Y500系を筆頭に、メトロからは10000系と7000系が、西武からは6000系が、東武からは9000系と50070系と多様な車両が行き交いこの地点はものすごく賑やかになることだろう。
2012-08-03 21:19
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