自由が丘撮り鉄日記PartⅡ(東横線編②~どうなる?9000系) [撮り鉄日記(首都圏私鉄)]

副都心線と東横線の相互乗り入れが発表され、東急からは5050系とみなとみらい線Y500系が副都心線に乗り入れるが、その一方でこちらの車両はどうなるのだろうか?


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(自由が丘かから都立大学に向かう9000系9005Fの各停・渋谷行き)



東急9000系。1986(昭和61)年に、東急初の量産型VVVFインバータ車として東横線と大井町線でデビューした。実は9000系も地下鉄乗り入れを考慮して設計された形式である。





9000系が登場したころ、東横線では輸送力改善のための検討がされており、その一つが当時の目蒲線(現在の目黒線)の高規格化と、目蒲線に接続させる形で地下鉄7号線(現在の東京メトロ南北線)と都営地下鉄三田線に乗り入れて、東横線の混雑緩和を図るというもので、9000系は地下鉄南北線と都営地下鉄三田線乗り入れも考慮して製造された。


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(“東横特急”として、高速で疾走する9000系9001F)



ところが、時間の経過とともに、情勢も変化し、南北線は「21世紀の地下鉄」というコンセプトで、各駅のホームを新交通システムでおなじみのホームドア方式を採用することになった。またコストパフォーマンスの観点からワンマン運転で対応することになった。都営三田線も南北線の方式に呼応するかのようにホームドアとワンマン運転を導入することになった。





これにより、9000系は南北線・三田線乗り入れ用として使用するには大掛かりな改造が必要となるので、南北線乗り入れには新車(2代目3000系と5080系)を充てることになり、9000系は東横線の主力として引き続き活躍することに。





しかし、副都心線も南北線同様、ホームドア・ワンマン運転を導入しており、9000系が副都心線に乗り入れるには困難な情勢となっている。


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(自由が丘から都立大学に向かう9000系9001F 。この日は9001Fと9005Fの2編成のみの稼働だったようだ)



このまま、東横線に残り、東急線内専用車として活躍を続けるのか?





それとも、ほかの仲間と同様に大井町線で余生を過ごすのか?



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(大井町線に転用された9002F。誤乗防止ステッカーの正面と側面への貼付、および正面の帯色を大井町線のラインカラーに合わせたオレンジグラデーションに変更されている)





究極は、これまでに大井町線に転属した編成から抜き取った中間車を組み込んで10両編成化したうえで、田園都市線で活躍を続けるということも考えられるが、どうなることか!?






この日も9000系は9001Fと9005Fの2編成のみの稼働だったようで、東横線で9000系に遭遇する機会は確実に減ってきていると考えて差し支えないだろう。
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