いすみ鉄道撮り鉄日記(1)~急行1号、お出迎え編 [撮り鉄日記(首都圏私鉄)]

毎年、この時期になると桜と鉄道のコラボレーションを撮る計画を立てて実行するのが私の楽しみの一つ。



昨年はターゲットがなかなか決められず、ギリギリのところで我が地元を走る西武線の写真を撮ってアップした。そういう苦い昨年の経験から、今年は早い段階からアンテナを張って決めることにした。



特に意識してアンテナを張っていたわけではないのだが、2月の中旬、毎月購読している「鉄道ダイヤ情報」をぱらぱらとめくると、いすみ鉄道の新車の情報が出ており、それを見た瞬間、全身に電気が走るような思いをした。それがこの車両だ。


Isumi 350-01a.jpg

(大多喜駅に停車中のいすみ鉄道の最新型車両・いすみ350型)



その車両はいすみ鉄道の最新型車両である「いすみ350型」。その登場の経緯については後述するとして、いすみ鉄道といえば鳥塚亮社長の肝いりプロジェクトである「国鉄型ディーゼルカーによる昭和の汽車旅の再現」ですっかりレールマニアの間では話題になっていることでも有名だ。JR西日本から購入したキハ52型による観光急行を大原~大多喜間で一昨年から運転を始めているが、今年からはもう1両、同じくJR西日本から購入したキハ28型というキハ52型にとっては最高の相棒を迎えたことにより、輸送力を中心にパワーアップされ、その力を活かして運転区間も大原から上総中野までの全区間に拡大されることになった。



というわけで、この春の桜と鉄道のコラボレーションのターゲットはいすみ鉄道で決定。あとは日取りを決めるだけ。例年の千葉県をはじめとする首都圏の桜は3月下旬から4月中旬まで楽しめるものだが、今年はどういうわけか、3月中旬に東京で開花宣言があり、そこから2~3日で首都圏のほぼ全域で開花宣言があり、3月の終わりを待つことなく、満開となってしまった[ふらふら]



予定では4月の最初の日曜日に行く計画をたてていたが、このとおり例年よりも大幅に早く桜が満開となってしまい、予定通りの日程でいけば桜はほとんど散って葉桜になっていることは確実だ。でもたとえ桜の花がなくとも、いすみ鉄道にはそれを補うだけの魅力がある。というわけで、あきらめずに予定どおり4月の最初の日曜日に行くことに決めた。

Isumi 200-02a.jpg

(きょう一日お世話になります!)



4月7日、東京から外房特急“わかしお1号”で、大原に向かう。ちょうど前日は台風並みの猛烈な強風が吹き荒れ、この日もこのわかしお号は通常運転するかそれとも運休か非常に心配になったが、東京駅に近づくにつれ、その心配は次第に薄らいでいった。房総特急には車内販売がないので車内で食べるためのサンドイッチを購入し、乗り場である京葉線ホームに向かう。およそ1時間30分で大原に到着。風は強かったが、雨は上がっており、まずはホッとした。

一度、JRの改札を出て、いすみ鉄道の乗り場に向かう。すると、すぐに折り返し下り普通57D列車となる上り普通54D列車が進入する。


Isumi 200-04a.jpg

(下り57D列車として出発待ちのいすみ200型。いすみ鉄道誕生時から活躍を続けている最古参形式だ)



この下り57D列車が出発する直前に今回のお目当てであるキハ52+キハ28の2両編成が上り快速100D列車として入線する。折り返しは下り101D“急行1号”だ。この日は日曜日だったので、ヘッドマークはどちらも「そと房」であった(ちなみに、土曜日だとキハ52のほうのヘッドマークが“夷隅”<=いすみ>となる)。まずは撮影地を選定するため上総中野までの全区間をこの列車に乗ることにする。


Isumi Kiha52&28-03a.jpg

(キハ52を正面から。ヘッドマークは鳥塚社長の手作りだ)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。