自由が丘撮り鉄日記PartⅠ~世代交代が進む大井町線編 [撮り鉄日記(首都圏私鉄)]

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(自由が丘駅に停車中9000系上り電車、自然現象なので仕方がないがせっかくのフルカラーLEDが途切れ途切れになっているのが残念なところ・・・)


自由が丘に撮り鉄に訪れたのは約4年前、そして東急大井町線をメインターゲットに撮り鉄に訪れたのは約3年前のこと。

前者は大井町線の急行運転が始まった当初に専用車両である6000系をメインに撮りに訪れて以来のことで、後者はそれから約1年後、田園都市線の複々線化とそれに伴う大井町線の溝の口乗り入れが実現した年に訪れて以来のことだ。直近から計算しても約3年ぶりの再訪となる大井町線。まずは自由が丘駅ホームで9000系を撮ってみた。


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(自由が丘駅に進入する9000系上り電車)

3年前に訪れた時は、9000系は最初から大井町線に在籍する9007Fと東横線から転属してきたばかりと思われる9002Fの2編成だけだったが、3年の間にずいぶん勢力を伸ばしてきているようで、Wikipediaで調べてみたら、もう7編成が在籍しているとのこと。それでもまだ8000系グループ(8500系・8090系・8590系)より2編成ほど少ない。というわけで大井町線の各駅停車はこの9000系と8000系グループが交互でやってきているという感じだ。


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(自由が丘駅から緑が丘駅に向かう9000系9002F)


9000系9002Fは3年前の大井町線溝の口乗り入れに伴い、各停に用いる編成数が不足気味になることに合わせ、東横線から大井町線に転属してきた最初の編成だ。5両編成化と正面の帯が東横線時代の赤色から大井町線のラインカラーに合わせたオレンジグラデーションに替えられ、誤乗防止のステッカーが取り付けられている以外は東横線時代の姿を保っている。


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(新製当初から大井町線に配置されている9007F。正面の帯色と誤乗防止ステッカー以外は、ほぼ新製当時の姿を保つ貴重な編成)


9002F・9007FともにいずれはフルカラーLEDの行先表示に変えられると思われるので、原型姿を撮影するのなら今のうちだろう。特に9007Fは正面のスカートすら取り付けられていない貴重な原型編成だ。


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(自由が丘駅から緑が丘駅に向かう8500系)


大井町線の8500系は田園都市線の5000系投入により余剰となった編成の一部が大井町線に転属して活躍している。


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(緑が丘駅から自由が丘駅に向かう8090系各停・溝の口行き)


8090系は東横線から転属してきた。後述するが東横線の横浜駅付近地下化とみなとみらい線(当時はMM21線という仮称)の直通運転用として一部の編成が正面貫通型の先頭車に置き換えられ、それによってはじき出されたグループが5両編成に組成され大井町線に転属し、8090系の転入前まで活躍していた7000系(Ⅰ)と7200系を置き換えた。いまでは9000系とともに大井町線各停の主力として活躍しているが、最近では一部の車両が秩父鉄道に売却されたり、9000系の勢力がどこまで拡大するのかなど、これから先の状況によっては8090系も過去の活躍車両と化してしまうのだろうか?


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(西陽を浴びながら、自由が丘駅に向かう8590系・各停溝の口行き)


8590系は正式には8090系の一員で、東横線がみなとみらい線(当時はMM21線という仮称)との直通運転が決まった際に全区間地下線として建設されるみなとみらい線への乗り入れ用として、貫通扉のついた先頭車である制御電動車とこれとユニットを組む次位の中間電動車だけが製造されただけで、その他の中間車両はすべて8090系である。大井町線で活躍中の8590系は東横線に最後まで残ったグループで、本来の目的であったみなとみらい線への乗り入れも果たすことができた非常に幸運な車両だ。その後、東横線は9000系と5050系のVVVF車で統一されることになり、これにより8590系は田園都市線と大井町線に転属し、現在に至っている。


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(自由が丘駅を出発した6000系急行・大井町行き)


締めくくりはやはり大井町線の花形車両・6000系で。6000系は全体的には5000系がベースとなっており、唯一の相違点は先頭形状で、前照灯が5000系の頭頂部から腰部に移ったくらいで、地下駅である大岡山付近での非常時に対応できるように非常扉(ダミーではない)が備えられている。


というわけで、今回は駆け足で大井町線で活躍する車両をすべて写すことはできたが、撮影ポイントは4年前とほとんど同じ場所だったこともあるので、次回来訪の機会が訪れた時は違う場所での撮影にも果敢に試みたいと思う。そして8000系グループの勢力に変化がないことも願いつつ・・・。




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