名古屋撮り鉄日記②~2014年5月の巻 [撮り鉄日記(JR首都圏以外)]

どうも、ご無沙汰しております。





いやあ、正直なところ、こんなに早くに名古屋を再訪することになるとは思ってもみませんでした。

きっかけは前回、2月に地下鉄鶴舞線3000系の最後の勇姿を撮るべく決行した撮り鉄旅行から帰ってきて、1週間ほど経ってのことまでにさかのぼります。


寝る前にTwitterを見ていたら、ちょっとびっくりのニュースが流れ込んできました。

「SNH48・宮澤佐江、SKE48・チームSリーダー兼任へ」

いやあ、これにはちょっと目を疑いました。でもこの時点ではすぐに「どーせ、また辞退するんだろうな・・・」と少しタカをくくっていました。ところが、翌日以降、TwitterのライバルともいえるLINEが発信する「LINE NEWS」で「宮澤佐江、SKE兼任、快諾の意向へ」と出ていたのです。まあ、ここまで書けばお解りになったかと思いますが、実は私、AKB48グループの中では彼女がイチオシなんです。常に元気でポジティブな性格には癒されてしまうのです。「第5回選抜総選挙」では10位にランクされたにもかかわらず「あらゆるリスクを覚悟して決意したことに専心したい」ということで上海一本(SNH48)でいくと宣言した彼女のことだから、そんなに簡単に心が揺らぐはずないだろうと思っていたのです。でもその間に彼女と同期生で互いを「心友」と呼び合う、大島優子が昨年の大晦日に卒業を宣言したのはまだ記憶に新しいところです。簡単に揺らぐことはないだろうと思っていた彼女にはこの卒業宣言が強烈なボディーブローになったのでしょうか。総選挙でのあの宣言を翻す形で兼任を引き受けることにしたのでしょう。

「裏切られた!」と失意を露わにしたファンも結構いたようですが、私はその逆で、彼女を応援したいという気持ちが一層強まりました。それが名古屋再訪へとつながったわけであります。そして5月下旬にそれを決行することになりました。


SKE48(1).png

(SKE48SHOP&CAFE内に鎮座する本物のスクールバス。中は厨房に改装されている)



今、思うとSKE48との兼任だから良かったのかもしれません。SKE48はすでに松井玲奈・松井珠理奈・須田亜香里といったビッグネームが中心となりグループを盛り上げている現状。そんな中で全くの外様である宮澤佐江ちゃんが受け入れられ、活躍できる余地があるのか?ファンとしては少し心配でしたが、それは全くの無用だったようです。


SKE48(2).jpg

(SKE48劇場の入り口。この日はあいにく休館日でした…>_<)



当初は「土日なら劇場はやっているだろう」という全く根拠のない感覚でいったのですが、劇場はあいにくの休館日でした。それでも併設されている「SKE48SHOP&CAFE」で秋葉原では体験できない寛ぎのひと時を過ごすことができたので、まずまずでした。

そんなわけで今回は撮り鉄旅行といいながら、どちらかというとSKE48にウェイトを置いた旅行だったので、撮り鉄の方は本当にごくわずかで前回、時間の都合で撮れなかったJRの車両だけに的を絞り撮ることにしました。期待されていた方々には申し訳ございません[あせあせ(飛び散る汗)] 。まずは全国的にも希少な存在となった「架線下DC」を。


JR DC75-02a.jpg

(名古屋駅で発車を待つキハ75形による、武豊線直通 “区間快速”)



「架線下DC」は特急形車両を中心にまだまだ見れるところがありますが、普通乗車券だけで乗れる一般型車両に限定するとそれはかなり限られてきます。このキハ75形による武豊線直通の“区間快速”はその一つです。名古屋駅からはこの他にも非電化の紀勢本線・参宮線に直通する“快速みえ”が同じくキハ75形で運転されています。


JR DC25-01a.jpg

(313系電車に瓜二つのディーゼルカー・キハ25形による武豊線直通 “区間快速)



この車両を見て313系か?と思われる方もいらっしゃることでしょう。正体はキハ25形というディーゼルカー。製造コストを下げるために車体を極力313系と同一にしている点が特徴で、313系との識別ポイントは、パンタグラフの有無はもちろんのことですが、その他ではおでこのヘッドライトの有無も識別ポイントとなります。
現在は武豊線直通と、紀勢線直通の2系統で見られる一般型車両による「架線下DC」ですが、武豊線は目下来春開業に向けて電化工事が進行中であり、電化後は313系に置き換えられることが発表されています。したがって、武豊線直通の架線下DCを見られるのは来年2月頃までということになります。つづいても「架線下DC」ですが、こちらはそのキング的な存在です。


JR DC85-07a.jpg

(名古屋駅に到着後、乗客をすべて降ろし、名古屋車両区へ回送出発待ちのキハ85形 “特急ワイドビューひだ”)



JR DC85-05a.jpg

(こちらも名古屋車両区へ回送出発待ちのキハ85形“特急ワイドビューひだ”)



キハ85形は輸送実態に合わせ、分割併合が容易にできるキハ82形の意匠と車内からの展望をもっと楽しみたいという対極する二つの需要に応えられるように、非貫通形パノラマ先頭車キロ85形(またはキハ85形0番台)と丸みをおびたごっついスタイルが特徴の貫通形先頭車キハ85形100番台という2種類の先頭車がありますが、私はどちらかというと、スマートな非貫通形よりもごっつい貫通型のキハ85形100番台の方が好きですね。丸みを強調しているデザインゆえに幌受けまでもが目立ってしまうスタイルには愛嬌を感じますね。つづいては電車を。JR東日本管内では衰退気味であるものの、こちらJR東海管内では中央西線を中心にまだまだ健闘中の211系から。


JR 211-5000-08a.jpg

(名古屋駅で発車を待つ211系5000番台による中央西線・高蔵寺行き普通列車)



名古屋地区における211系は国鉄末期にセミクロスシートの0番台が4両×2編成が配置されたところから始まります。そしてJR東海発足後は311系が登場するまで主力車両として量産が続けられました。ただし、JR東海になってから量産されたのはオールロングシート・トイレなしの近郊形というよりも通勤型にかなり近い5000番台のみの量産で、オリジナルのセミクロスシートを備えたのは国鉄末期に投入された0番台の4両×2本ということになります。そしてJR東海における211系の後継車はというと・・・


JR 311-0000-02a.jpg

(岐阜行き普通列車として発車を待つ311系)



311系は東海地区に新たに新設される“新快速”に投入する車両として1989年に登場しました。注目すべき点はJRの快速列車としては初めて最高速度120㎞/hで営業運転する車両として注目を集めました。また登場時はJR北海道の721系、JR西日本の221系、JR九州の811系とならび、次世代の近郊形車両として注目を集めた車両です。特急車両に遜色しない車内設備を持ちながら、普通乗車券だけで乗れるハイグレードな一般型車両として注目を集めました。ただ、制御装置がいずれも界磁添加励磁制御という現在では化石的といっても過言ではない制御装置であったためか、増備は長続きせず、JR東海では1999年に313系にシフトされました。


JR 313-1000-04a.jpg

(名古屋駅で発車を待つ新快速・米原行き313系電車) ※プライバシー保護のため、画像を一部加工してあります。



313系は今やJR東海の標準車両という位置づけられる車両です。ポジショニングやプロフィールはJR東日本のE231系と同等です。登場時はオール転換クロスシート車のみでしたが、身延線・御殿場線・飯田線用に先代車両・115系に準じたボックス式固定クロスシートとしたセミクロス車3000番台・3100番台も増備されました。ここまではなんとなく容認できるところなのですが、そのあとに登場した2000番台ははっきり言って別形式を名乗ってほしいくらいです。313系といえばやはりクロスシートが「売り」であり、静岡都市圏での限定運用とはいえ、オールロングシート車は容認し難いです。武豊線用として新造されるグループには2000番台ではないことを願うばかりです。


JR 313-5000-05a.jpg

(豊橋行き・新快速として発車を待つ313系5000番台)



とまあ、今回の名古屋撮り鉄日記はわずか2時間ほどで終わってしまいましたが、前回撮れなかったJR車両に的を絞ることで前回とはまた趣の異なるシーンを展開させることができました。

夏休み明けに再び行く計画を立てています。もちろん今度はSKE48劇場で公演がある日に・・・。最後にちょっとした情報を。SKE48の松井玲奈って鉄道ファンなんですよ。これウィキペディアで調べればわかることなのですが・・・。特に新幹線に造詣が深いようです。これは自分も初めて知った時に「へぇ~!」と思わず声を上げてしまいました。
それでは、また。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。