南古谷撮り鉄日記 [撮り鉄日記(JR首都圏)]

いよいよ、埼京線のE233系7000番台が営業を始めた。5月にアップした「指扇・西大宮撮り鉄日記」の結末の方で、「次は南古谷あたりで撮影しようと思う」と記述したのだが、計画通り実行へと運ぶことが出来た。というわけで、まずは南古谷駅で撮ったこの一枚から。


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(いよいよE233系への置き換えが始まった埼京線205系。9月には半数がE233系に置き換わるらしい)



この写真を撮った後は、駅を出る。指扇方に向かって撮るか、川越方に向かって撮るか考えた挙げ句、川越方で撮ることにした。駅を出て、川越方に進むとすぐに踏切に出くわす。踏切の名は「浦和街道踏切」。ここでは川越から来る電車を撮ってみる。


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(浦和街道踏切に差し掛かる205系ハエ4編成)



川越線はいまでこそ電化され、電車が当たり前のように走っているが、私が中学生のころはまだ非電化でキハ35形が往来するローカル線の一部だった。国鉄末期の1985(昭和60)年に電化された。そのせいなのか、架線柱は片持ち支持式が多く採用されており、撮影するのにもあまり考えなくて済むところがありがたい。浦和街道踏切で撮影した後は線路沿いを川越方に進む。3分ほど歩くと小さな川と鉄橋が見つかったので、ここで撮影をしてみる。そしてやってきたのは・・・


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(朝ラッシュ時の運用を終え、川越車両センターに戻る八高線・川越線直通用209系3000番台)



今夏の撮り鉄は今までと少しやり方を変え、朝早い時間に出発し、昼間の気温が一番高くなる時間帯に帰宅する―こうすることで、暑さによる体力消耗を最小限に抑えようという考えだ。このやり方でさっそく功を奏したのが上の写真であろうか。朝ラッシュ時の運用を終えて川越車両センターに戻る209系3000番台。日中では見られない光景だ。つづいて205系も撮影する。


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(209系3000番台通過後、すぐにやってきた埼京線205系)



この電車の撮影を終えたところで、次のポイントへと移動する。次のポイントは直線距離では目と鼻の先なのだが、道路が近くにある河川敷を迂回しているため、15分くらい歩くことになる。


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(川越から南古谷に向かう埼京線205系)



次のポイントは「堤田踏切」という小さな踏切だ。ここから、小さな踏切が200~300mくらいの間隔で続く。ここまで205系が続いていた埼京線だが、ここへ来て、ようやくりんかい線の70-000型に出会う。


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(堤田踏切に差し掛かるりんかい線・70-000型)



E233系に置き換わると輸送力で差が出てしまう70-000型。はたして後継車種がでてくるのか、気になるところだ。70-000型は続いてこの角度からも撮影してみた。


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(川越から南古谷に向かって疾走するりんかい線70-000型)



大都会東京、お台場の地下を走る電車というイメージが先行しがちのりんかい線70-000型。このような水田とのミスマッチ的な光景が見られるのも、相互乗り入れ相手があってこそのこと。
ここまでの撮影を終えて堤田踏切を後にし、次の撮影ポイントへ。次の撮影ポイントも直線でいけば、近いところなのだが、水田を迂回していくためちょっと時間を要した。それでも途中でこんな素晴らしい写真が撮れた。


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(青々とした水田の横を通過する埼京線205系。この光景も今年限りなのか・・・?)



まさに描きたかった絵が撮れた。青々とした水田の横を颯爽と走り去る205系。前回の指扇・西大宮撮り鉄のときには撮りたくても撮れなかった光景だ。その時は次に機会があった時は田んぼが青々とした頃にこのあたりで撮ろうと決めていた。そしてこの後、いよいよE233系と出会うことに・・・。


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(北田踏切に差し掛かるE233系7000番台)



埼京線そして電化された川越線大宮口では3代目の当主となるE233系7000番台。この日はまず営業開始直前に落成されたハエ107編成に遭遇。折り返し、新宿方面の電車として帰ってくるかと思ったら、朝ラッシュの運用を終えたところだったらしく、10分ほどで戻ってきた。


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(川越から南古谷に向かうE233系。日差しでLED表示が見えないが、“回送”表示になっている)



ところで、E233系7000番台ではこれまでの京浜東北線のE233系1000番台に倣い、現在走行中の路線でも忠実に表示する。つまり、これまでの205系が川越線内に入ってもLED表示が「埼京線」のままであったが、E233系ではきちんと「川越線」と表示する(E233系1000番台が根岸線内を走行するときは、“京浜東北・根岸線”と表示される)。205系では「川越線・大宮~川越間は運転系統上、埼京線の一部」ということで、「川越線」の表示はなかったらしいが、やはりこの表示が自然だ。

続けて、205系を少し角度を変えて撮ってみた。


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(北田踏切に差し掛かる埼京線205系)



ほんの少し角度を変えてみただけだが、ご覧のとおり少し迫力気味の絵が描けた。ここまでの撮影で、北田踏切を後にし、本日最後の撮影ポイントに向かう。最後の撮影ポイントは南古谷~川越間のほぼ真ん中のところで、ここでもE233系7000番台を捉えることができた。


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(南古谷から川越に向かうE233系7000番台。営業開始記念のヘッドマークを掲出している)



この日、最後に捉えたE233系7000番台は記念すべき第1編成(=ハエ101編成)で、営業開始記念のヘッドマークを掲出していた。

この撮影を終えたところで時刻は正午近くとなり、撮れるべき被写体はすべてゲットできたので、ここで引き上げることに。この地点から20分ほど歩いて東武東上線の新河岸駅に向かって帰路につくことに。今回の撮影で、川越線の撮影ポイントは荒川橋梁だけではないということが改めて実感することが出来たのは収穫だった。



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